基礎知識

はがきに関するマナー

喪中はがきとは

1年以内に近親者に不幸があったときに、年賀状の交換を辞退する旨を伝える書状です。
一般に、忌明けまでの期間(仏式で四十九日または三十五日、神式で五十日)を忌中、死後の一年間を喪中としています。
喪中の人は、年賀状を頂きそうな相手にその旨を知らせるために、先方が年賀状の準備をする前に喪中・年賀欠礼状を送ります。喪中期間を過ぎていても、悲しみが深く、とても新年を祝う気持ちになれない場合は、喪中はがきを出しても差しつかえありません。

喪中はがきを出しそびれた場合

喪中はがきを出しそびれた場合には、「寒中見舞い」や「余寒見舞い」のはがきを出すことをおすすめいたします。
12月に入ってから身内に不幸があって、喪中はがきの送付が間に合わない場合があると思います。その際も、松の内が開けてから、連絡が遅れたお詫びとして寒中見舞いを出すことが一般的です。
寒中お見舞いのご挨拶の後、「喪中のため年始のご挨拶を差し控え、失礼いたしましたが、今年もなにとぞよろしくご厚誼のほどお願い申し上げます。」というような言葉を入れると良いでしょう。

喪中を知らない方から年賀状が届いた場合

喪中を知らない方から年賀状をいただいた場合は「松の内」が過ぎてから「寒中見舞い」・「余寒見舞い」として返事を出すことが礼儀とされています。
「寒中見舞い」「余寒見舞い」は、厳寒期に相手の健康を気遣う便りを出し、お互いの近況報告や寒中に相手を見舞う書状なので「松の内」が過ぎてから、大寒の最後の日である2月3日の「節分」までに送る慣わしがあります。

※「松の内」・・・お正月に飾る松飾り(門松)を立てておく期間のことを言います。元々は元日から小正月の1月15日までを指していましたが、江戸時代頃から1月7日の大正月までを「松の内」とするようになったとされています。関西地方では1月15日の小正月までを松の内としているところもあります。

喪中期間中の心得

結婚披露宴や祝賀会などの慶事への出席は控えるのがマナーです。喪中期間ですと丁重にお断りしましょう。
ただ、父母や子供、同居の親族などが亡くなった場合を除き、本人の気持ち次第で慶事に出席する場合も増えてきていますが、相手が気にすることもありますので、一応お断りするのも心遣いでしょう。

神社への参拝や祭事への参加はもちろん、初詣も慎みましょう。翌年のお正月は、しめ縄・門松・鏡餅などの正月飾りのほか、おせち料理などの用意もしないのが習慣です。

お中元は、例年通り贈っても構いませんが、四十九日の忌明けが過ぎてから贈ります。お歳暮については年末が押し迫っての忌明けなら、松の内が過ぎてから、「寒中見舞い」として贈ります。

被災地にいる知人への年賀状

地震等の災害などで被災した知人に年賀状を出して良いものか、非常に悩むところです。避難生活が続いている場合は年賀状どころではなく、「おめでとう」と新年を祝う気持ちになれない方が多いと思います。しかし、逆に年賀状が励みになる場合もあります。
年賀状ではなく、年内に「お見舞い」として送るか、時期を遅らせて「松の内」が明けてから「寒中見舞い」を送るのも良いと思います。もし年賀状を送る場合は、祝いの言葉は使わず、先方の安否を気遣い自愛を願う内容にした方が良いでしょう。

寒中見舞いとは?

寒中見舞いは、寒さが厳しい季節に送る季節の便りの一つで、二十四節気の小寒(1月5日頃)から立春(2月4日頃)までのお見舞いです。
一年の中で最も寒い季節を迎え、相手の体調を気遣うとともに、こちらの近況を伝えます。
さらに、年賀状の返信や喪中の方に年賀状の代わりに挨拶状として使います。

寒中見舞いを出す時期

寒中見舞いは、松の内(1月1日~1月7日)が明けてから立春(2月4日頃)までの間に出します。
※相手に1月7日以降に着くことを考えると、投函時期としては1月5・6日頃からとなります。立春(2月4日頃)を過ぎてしまったら、余寒見舞いとなります。余寒見舞いは、立春が過ぎてから2月末までに出します。

寒中見舞いの用途

  1. 1. 寒さが厳しい季節に、相手の体調を気遣いつつ、こちらの近況を伝える
  2. 2. 喪中の方へ年賀状の代わりの挨拶状として
  3. 3. 喪中と知らずに年賀状を出してしまった方へお詫びの手紙として
  4. 4. 喪中と知らずに年賀状をいただいた方へのお返事
  5. 5. 年賀状をいただいた方へのご挨拶として

「寒中見舞い」・「余寒見舞い」の基本的な書き方

寒中見舞い・余寒見舞いは、季節の挨拶状のひとつなので、特に決まった形式はありません。
一般的に

  1. 1. 季節のあいさつ
    「寒中お見舞い申し上げます」などの決まり文句
  2. 2. 先方の安否をたずねる言葉/自身の近況を伝える言葉/先方の無事を祈る言葉
    喪中を知らない方から年賀状が届いた場合は、欠礼のお知らせをしなかったお詫びをいれます。
    例)喪中を知らない方から頂いた年賀状の返信
    寒中お見舞い申し上げます。早々のお年賀状、ありがとうございました。
    昨年、父が亡くなり、新年のご挨拶を控えさせていただきました。
    欠礼のお知らせもせず、大変失礼いたしました。本年もよろしくお願いいたします。
  3. 3. 日付

のように書きます。「拝啓」や「敬具」などの頭語、結語は必要ありません。

喪中の方への寒中見舞い

お相手の方の状況次第ですが喪中の方への寒中見舞いは、お悔やみのご挨拶とし、近況報告などはしないのがマナーです。